脳卒中入院 diary

脳卒中で入院していたときに思ったことなどを書いてみました

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

不自由なひとり旅 11

不自由なひとり旅の二日目の夕方、宮城県の鬼首温泉のペンションに到着した。部屋は二階で、エレベーターなどはないのでペンションのご主人の手をかりて部屋までいった。エレベーターとかバリヤフリーを求めるならホテルのほうがいいかもしれないが、人の優…

不自由なひとり旅 10

酒田市のホテルで目を覚ました。起き上がって服を着る。脳卒中の後遺症で右手と右足が不自由なので服を着るのも一苦労だが、着たり脱いだりが一人でやりやすい服を選んでいるし、だいぶ慣れてきたのですこしは早く着られるようになってきていた。 ホテルの朝…

不自由なひとり旅 9

車で不自由なひとり旅に出かけた私は秋田県にかほ市のコンビニにいた。遅めの昼食のサンドイッチと、今日の夜にホテルで飲むため秋田の地酒の小さい瓶を買った。おつまみと弁当も調達。コンビニの駐車場に止めた車の中でサンドイッチを食べながら時計を見た…

不自由なひとり旅 9

脳卒中で体が不自由になっちゃった私。それでもひとり旅がしてみたいと計画していよいよ出発の日。昨年の4月中旬、天気の良い日だった。朝10時ごろ私の住んでいる青森市から最初の目的地に設定した山形県酒田市に向かって車で出発。東北自動車道の青森イ…

不自由なひとり旅 8

新型コロナウイルス騒ぎでとてもじゃないけどひとり旅のブログなんか書いてる場合じゃない、自粛しよう、と思ったんだけれど書いた方がいいというメッセージをいくつもいただいた。うれしいので自粛やめます。実際に旅をしたのは今から一年くらい前のことで…

不自由なひとり旅 7

脳卒中で倒れて救急車で運ばれたとき、今後は車椅子での生活になる可能性がありますと言われた。そのときは、命が助かっただけラッキーだったのだから車椅子でもいいかと思えた。リハビリですこし立てるようになったら、やっぱり車椅子より自分の足で歩きた…

不自由なひとり旅 6

脳卒中の後遺症の右半麻痺があっても車を運転したい。そうすれば自分で自由に好きなところへ行ける。免許はなんとか出来たし、身障者用に改造した車ももうすこしで納車というところまできた。納車を待つ間にもうひとつやることがある。それは、市役所から補…

不自由なひとり旅 5

脳卒中の後遺症で右半麻痺。そんな不自由な体だけど左アクセル限定の運転免許はゲットできた。次は車をなんとかしよう。脳卒中になる前に乗っていた車は、長い間運転できないのに持っていると駐車場の賃貸で出費がかさむし車検もくるし、と考えて手放してい…

不自由なひとり旅 4

脳卒中の後遺症で右半麻痺の体。それでも車に乗りたいと思い、身障者用の運転免許運転をゲットしようと動き始めた。下調べから書類を揃えるなど約一ヶ月かかって実技試験までたどりついた。住居地の運転免許センターに午後1時にいくと、女性の職員が車椅子…

不自由なひとり旅 3

脳卒中の後遺症で右半麻痺の体でもなんとか車に乗りたい。まずは運転免許から。ということで運転免許センターに申し込みにきた私は二階の部屋で担当者を待っていた。まもなく、もうすぐ定年?と思われるおじさんが入ってきた。申し込み用紙一式の入った用紙…

不自由なひとり旅 2

脳卒中の後遺症の右半麻痺の体で一人暮らしを始めて約一年が経っていた。不自由な体での生活は不便なことが山ほどあったがなんとか克服しながら一年も経つとそんな生活にも慣れてきた。だいたいの事が出来る自信がつくと次のやりたい事を考えるようになって…

不自由なひとり旅 1

ある日突然、脳出血で倒れ、それから半年間入院。(くわしくは「脳卒中になっちゃった」をよんでね)その後、右側の半麻痺というおおきな障害を負って退院した。右側半麻痺の状態は、利き腕の右手はほとんど動かすことが出来ず、足の方は杖をつかってゆっく…